当院は
茨城ロボッツの
01カンパニーです

整形外科への取組み

EFFORTS TO ORTHOPEDIC

整形外科について

FOR ORTHOPEDIC

こんな症状ありませんか?

・歩き方がぎこちない気がする
・散歩の時歩く距離が短くなった
・歩く速度が遅くなった

・誰かが帰ってきてもお迎えに行かない
・なんとなく元気がない
・横になっている時間が長くなった

・階段を登りたがらない
・駆け上がらない
・ジャンプしなくなった

・関節を触れられるのを嫌がる

犬種別なりやすい症例一覧

IT TENDS LIST OF CASES

小型犬

  膝蓋骨脱臼 骨折 股関節脱臼 前十字
靭帯断裂
レッグ
ベルテス
股関節
形成不全
脛骨異形成 肘関節
形成不全
椎間板
ヘルニア
チワワ                  
トイ・プードル                  
ミニチュアダックスフンド                  
ポメラニアン                  
ヨークシャーテリア                  
パピヨン                  
ミニチュアシュナウザー                  
フレンチブルドッグ                  
パグ                  
シーズー                  
イタリアングレイハウンド                  
マルチーズ                  

中型犬

  膝蓋骨脱臼 骨折 股関節脱臼 前十字
靭帯断裂
レッグ
ベルテス
股関節
形成不全
脛骨異形成 肘関節
形成不全
椎間板
ヘルニア
ウエルシュ コーギー                  
ビーグル                  
ボーダーコリー                  
柴犬                  

大型犬

  膝蓋骨脱臼 骨折 股関節脱臼 前十字
靭帯断裂
レッグ
ベルテス
股関節
形成不全
脛骨異形成 肘関節
形成不全
椎間板
ヘルニア
バーニーズ・ゴールデン・
ラブラドールなど
                 

  膝蓋骨脱臼 骨折 股関節脱臼 前十字
靭帯断裂
レッグ
ベルテス
股関節
形成不全
脛骨異形成 肘関節
形成不全
椎間板
ヘルニア
                   
  •  

    :起こりやすい
  •  

    :時々見られる
  •  

    :まれに見られる
  •  

    :滅多に見られない

ただし、上記の評価は一般的なものであり、個体差が生じることをご理解ください

椎間板ヘルニアは一般的には神経疾患に含まれますが、手術内容が整形疾患と類似するため、整形疾患に含めています。

病気の説明

DESCRIPTION OF DISEASE

股関節形成不全

股関節形成不全は股関節の発育や成長異常により股関節が不安定となる疾患です。この疾患は関節の緩みの程度に比例して重症度が増していき、様々なグレードの股関節亜脱臼~脱臼を生じます。両足同時に発症したり、片足だけに発症する例もあります。発症すると、関節が不安定になり、歩き方の異常や痛みがみられるようになります。

レッグペルテス病

レッグペルテス病は、突然片方(あるいはまれ両方)の足に発症して、強い痛みにより足を痛がり、後ろ足を引きずるなどの症状が現れます。大腿骨頭への血液の供給が不足して大腿骨頭が壊死・変形してしまうことが原因です。治療が遅れると、太ももの筋肉が萎縮し歩き方の異常が一生治らないなどの後遺症が残ってしまいます。投薬などの保存療法には反応しないことが多く、最終的には外科手術により治療することが必要となります。

股関節脱臼

交通事故や落下事故あるいは激しい運動中に起こります。足を引きずっていたり、足を上げて歩いたりなどの症状が現れるため、飼主様側でも気づくことが多いです。股関節形成不全を患っている子では、散歩やトリミングなどの日常的な行為でも発症します。

膝蓋骨脱臼

犬の膝蓋骨脱臼は、後ろ足の膝蓋骨(ひざのお皿)が歩くたびに正常な位置から内側・外側にずれてしまうことで起こる病気です。足を痛がったり、かばうなどの症状が見られます。
原因としては先天的なものが多く、出産時から膝関節周囲の筋肉の異常などが存在することで、発育とともに様々な程度の膝の関節や骨格の異常が進行していきます。

前十字靭帯断裂

前十字靭帯断裂は、膝の関節内にある膝の前後方向の動きを安定させる大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)を結んでいる前十字靭帯が切れてしまう病気です。前十字靭帯は慢性的な靭帯の変性(加齢や関節炎などによって)や外傷によって断裂してしまいます。足を痛がったり、歩きづらそうに後ろ足を上げたり、引きずったりするなどの症状が現れます。

骨折

骨折の大半は高所からの落下や飛び降り、ドアで挟むなどの圧迫、交通事故などが原因でよく起こります。特に多いのが、小型犬の落下による前足骨折や交通事故による骨盤骨折、背骨の骨折、大腿骨骨折などです。飼主様の不注意による骨折も見られますのでしっかりと注意してあげましょう。

肩関節脱臼

落下や転倒、交通事故などに関連して生じます。脱臼直後は重度の痛みを伴い、足は完全に挙上します。
肩関節の脱臼は関節の構造上、外固定による保存療法が成功する確率は低く、手術が推奨されます。

椎間板ヘルニア

何らかの要因により変性した椎間板が突出して、脊髄神経を圧迫することにより、様々な神経症状を引起す病気です。痛みからはじまり、運動失調・麻痺が起こります。重症になると自力で歩くことが困難になり、排便や排尿障害が起こります。

変形性関節症

関節軟骨の変性や破壊、関節辺縁の骨増生を伴う進行性の関節疾患です。
加齢や肥満、遺伝、生活環境などが要因で発症し、痛みや関節の可動性の低下により運動機能や生活の質が著しく低下します。変形性関節症は進行性で徐々に悪化していくため、早期診断と進行を遅くするための早期治療が重要となります。