看護師ブログ

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猫ちゃん向けのお得な回数券のご案内

2015/10/27

こんにちは。動物看護師の石井です。
秋も深まりスポーツ、読書、食、何をするにも過ごしやすく気持ちのいい季節となりましたね。

さて、当院では10月からネコちゃんを対象とした爪切り、肛門腺絞りのお得な回数券の販売を始めました。

皆さんのおうちのネコちゃん、爪はのびていませんか?
通常ネコちゃんは自分で爪とぎをしますが、上手にできて爪切り不要の子もいれば爪とぎだけでは不十分な子、もともと爪とぎをしない子や環境・高齢等何らかの理由でしなくなった子もいます。
爪がのびてくると飼い主様とスキンシップする時に引っかかれてしまったり、巻爪になって肉球にささってしまったりと、ネコちゃんにとっても飼い主様にとってもいいことがありません。爪が伸びていないか定期的にチェックしてあげましょう。


肛門腺絞りと聞くと、ワンちゃんの飼い主様はピンとくる方が多いと思います。定期的に病院やトリミングサロンで絞っている子がほとんどではないでしょうか。
しかしネコちゃんはどうでしょう。あまりイメージが結びつかない方が多いのではないでしょうか。実際我が家の黒ネコも9歳になりますが、今まで一度も肛門腺を絞ったことがありません。
肛門腺とは臭腺から出るくさい分泌液のことで、肛門腺は肛門のうと呼ばれるニオイ袋にたまります。さらさらしたものからドロッとしたものまであり、個体によって様々です。
たいていの場合、排便時に肛門を通過する便の圧力によって肛門腺が押し出されます。また、興奮時に飛び出すこともあります。
肛門腺を出すことでワンちゃんネコちゃんは自分のテリトリーを示したり、個体識別をしているといわれています。
通常排便時、興奮や恐怖など感情的になった時に出るべきものですが、もともと出づらい子や肥満、高齢、ストレス、体調不良などにより出づらくなってしまう子もいます。肛門腺がどんどん溜まりそれを放置していると、炎症を起こしたり、肛門のうが破裂したりする可能性もあり、そうなった場合こまめな通院や手術が必要になることもありとても厄介です。
予防としては定期的にヒトが絞ってあげるのが一番効果的です。
やたらお尻を舐めたり地面にこすりつけたりと気にしている。また、肛門周囲が赤い、やたらにおう、膨れているなどの症状はありませんか?もしそういった症状がみられる場合は肛門腺が溜まっているかもしれません。もしくは他の病気が隠れている場合もあります。


爪切りも肛門腺絞りもおおよその目安は月一回程度です。
回数券はお友達とシェアして使っていただくことも可能ですので、詳細についてご興味のある方がいらっしゃいましたら、お気軽にスタッフにお尋ねください。