看護師ブログ

NURSE BLOG

ブログを始めることになりました。

2013/07/31

こんにちは。水戸動物病院です。 この度、ブログを始めることになりました。

ワンちゃんネコちゃんの病気や健康、また病院の日々のあれこれ等お伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、毎日蒸し暑い日が続いていますね。夏に怖い病気といえば、やはり熱中症です。例年多くの方が熱中症で倒れていますが、ワンちゃんネコちゃんたちも熱中症になる危険があることはご存じでしょうか?今回は、動物の熱中症についてお話したいと思います。

【熱中症とは】

熱によって引き起こされる体の不調の総称です。 ヒトは汗を分泌する汗腺が全身にあり、汗をかくことで熱を発散し体温調節をしています。しかし、ワンちゃんネコちゃんにはこの汗腺が肉球など限られた部位にしかないため、ヒトのように全身で汗をかくことができません。 ワンちゃんは「ハァハァ」と開口呼吸をすること、ネコちゃんは日陰など涼しい場所を探したり体を舐めて湿らすことで体温調節を行いますが、高温になると正常な体温を維持できなくなり身体に熱がこもってしまいます。

【原因】

締め切った室内や車内に長時間エアコンなしの状態で放置、夏場に日当たりのよい場所で飼われている、暑い時間帯の散歩や過度の運動などが挙げられます。

【症状】

軽い症状としては、なんとなく元気がなく平常時に比べ呼吸がやや速くなります。症状が進むにつれ舌をだして激しい呼吸をしたり、目が充血したり、ふらつきや嘔吐、下痢、さらにケイレンなどが引き起こされ命も危うくなります。

【予防】

夏場の炎天下での運動・散歩は避け、なるべく涼しい早朝や夕方に済ませましょう。特にアスファルト上を散歩させる際には、私たちが感じる温度より体高の低い動物では感じる温度が高いことがあるので注意してください。 室内でも油断は禁物です。室温が上がらないようエアコンをかけてあげたりしましょう。お水はきらさないよう注意し、こまめに入れ替えいつでも冷たいお水が飲めるようにしてあげてください。氷水でもいいと思います。ペットショップで販売されているクールマットなど暑さ対策の商品を活用してもいいかもしれませんね。