看護師ブログ

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犬猫のデンタルケア

2013/12/30

こんにちは。動物看護士の藤島です。                                              今年も残すところあと少しですね。

今日はデンタルケアについてお話したいと思います。

みなさん、わんちゃんねこちゃんのデンタルケアと歯のトラブルについてどのくらい知ってますか? 

歯のトラブルとして代表的なものは歯周病で、これは年をとるごとに多くみられるようになります。 歯周病は口の中の食べかすなどが歯に蓄積して歯垢となり、それを放置することで歯石になり、口臭が強くなったり、重度になると歯肉炎を起こして歯が抜け落ちたり、内臓にも負担がかかることもある病気です。

 

この歯周病の予防対策として一番簡単なものは、歯磨きです。                              これは、人間と同じ感覚で歯磨きをすることで歯垢を取り除き歯石をできにくくすることが目的です。

歯ブラシを口に入れることに慣れていない子は、いきなり歯磨きをしようとすると嫌がって口を開けてくれなくなったり、歯ブラシを見ただけで逃げるようになってしまったりするようになってしまう場合もありますので、最初は少しずつ慣れさせることから始めましょう。                                             歯ブラシがだめなら、軍手やガーゼなどで歯をこすってあげることでも効果があります。

また食事管理でも対処することができます。                                                                        動物病院には歯垢が付きにくく歯石ができにくいフードもありますので、 どうしても歯磨きができない子はこのようなフードを利用するのもお勧めです。

しかし、もうすでに歯石がガチガチに付いて歯周病になっている子には逆効果なこともあります。         そんな状態の子には、全身麻酔をかけて歯石を除去することが必要になります。

歯のことでお悩みがありましたらこの機会にでもお気軽にご相談ください。